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渡辺院長コラム「浦安新聞 目の健康」
 

網膜裂孔について (2019年3月)
今回は網膜裂孔についてお話しさせていただきます。
網膜とは眼球の後ろに位置しておりカメラで例えるとフィルムの役割をしている神経の膜です。この網膜は硝子体という透明なゼリー状の組織と接しています。この硝子体は加齢により性状が変化し液化していきますが、硝子体の液化が進むと硝子体と網膜の間に隙間ができ(後部硝子体剥離)この際に硝子体が網膜を引っ張り、網膜の脆弱部位に亀裂が形成される場合があります。
これが網膜裂孔です。上記の理由から中高年の方に多いですが、若年でも近視の強い方には網膜が菲薄化した部位の収縮により生じる事があります。

網膜裂孔の症状は飛蚊症(視界の中に虫や糸くずが飛んで見える)や光視症(視界に光が走る)です。網膜裂孔に限局していればレーザー光凝固にて治療できますが、網膜裂孔から網膜剥離へと進展してしまった場合には手術治療が必要になります。網膜剥離は治療せず時間が経過すると失明してしまう病気ですし手術により網膜剥離が治療できても大幅な視機能低下を残してしまう事も少なくありません。網膜剥離になる前の段階で治療するのが眼の負担や視機能予後を考えると重要になります。
飛蚊症や光視症症状を自覚されている方は一度眼科専門医への受診をおすすめ致します。
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